2013年5月19日日曜日

YubiKey タッチセンサーの挙動について

YubiKey の設定を変えてみて解ったことは、Slot の設定でタッチセンサーの挙動が変わります。



基本的に挙動のパターンは2つ

A. 触れていると Slot1 の設定が自動的に発動するパターン
B. 指をセンサーから離すまでの時間によって Slot1 と Slot2 が切り替わるパターン

どういう条件でパターンが決まるか?というと、Slot2 の設定状況によって決まるようです。
ここでは A のパターンをオート、B のパターンをマニュアルとでも呼んでおきましょうか?

購入直後の状態は、オートになっていたはずです。

これは、Slot2 の設定が Challenge-Response (HMAC-SHA1) になっており、タッチセンサーでトリガーを引く必要がない認証方式だったからです。他にも Slot2 の認証設定を消して未設定にした場合も、同様にオートの挙動となります。オートの場合、センサーに0.5秒ほど触れていれば即 Slot1 が発動します。


Slot2 の設定がトリガーを引く必要がある認証方式の場合は、常にマニュアルとなります。マニュアル時の挙動は、センサーに触れてから0.5~1.5秒ぐらいで離した場合 Slot1 が発動し、2.5~8秒で Slot2 が発動します。もし、それ以外のタイミングで離した場合は動かないようです。正確には、一瞬触れただけでは無反応。1.5~2.5秒および8秒以降は LED が点滅していました。


Slot1 の設定を消して未定義にした場合もマニュアルのままであるため、Slot を片方しか使わないのであれば、Slot2 の認証設定は削除し、常に Slot1 から設定していくべきでしょう。

残りのパターンとして両方の Slot の設定を消した場合は、オートなのかもしれませんが、そもそも Slot1 が動かないので、調べようがありませんね。

自分がどの認証を使うか?にもよりますが、個人的にはオートの方が使い勝手が圧倒的に良いと思います。

なお、今後ファームウェアが更新された YubiKey や、Type が異なるものであれば当然上記の内容と変わる可能性がありますので注意してください。今回試したのはファームウェアが 2.3.3 の YubiKey です。

次回から、ちょっとコードを叩いてみることにしましょう。

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